iemiru コラム vol.160
パーテーションで室内を間仕切り! オフィスでも自室でも使える選び方をご紹介
ちょっとした目隠しや空間の仕切りに活躍するパーテーション。「間仕切り」や「衝立」といった名前でも呼ばれ、多くのオフィスや家庭で使われています。しかし、たくさんの種類があり、どれを選べばいいか分からない…という方も多いのではないでしょうか? 今回は初めてパーテーションを購入する方でも失敗しないように、用途にあった選び方や、購入時に注意すべきポイントをまとめました。目的にあったパーテーションを選んで、快適な空間を手に入れましょう!
パーテーションとは?
パーテーションとは英語で「partition=仕切り、区画」という意味を持ち、古くは日本でも「衝立(ついたて)」として使われてきました。近年では本やパンフレットのラック、ホワイトボードなどの機能がついた便利なモデルも販売されています。 また仕事の作業効率、衛生的な観点からオフィスでもよく使われるようになり、レンタルで利用する企業なども増えています。目的に合わせて最適なパーテーションを選びましょう。 ちなみに、「パーテーション」と「パーティション」は同じものを指す言葉で、どちらを使っても構いません。
パーテーションの特徴
パーテーションを使ってできること、便利な点をまとめました。ぜひ使い方の参考にしてみてください。
・視線の調整 パーテーションを使う一番のメリットは、視線を遮ってプライベートな空間を確保できること。家庭や仕事に関わらず、人目に触れない場所をつくることで、ストレスから解放される効果があります。また余計なことを気になくてよいので集中力がアップする効果も。 詳しくは後述しますが、高さや透け具合によってオフィス向き、会議室向きといった適性が異なります。目的をはっきりさせて選ぶようにしましょう。 ・空間の確保 パーテーションで仕切ることにより、役割をもった空間を確保することができます。たとえば、雑多なオフィスでは作業デスクと打ち合わせスペース。ワンルームの自宅ではキッチンとダイニング、といった具合に空間を整理することで、生活にリズムが生まれます。 目的にあわせて空間を区切ることで、意図的に意識を変えてみてはいかがでしょうか。 ・導線の整理 パーテーションは空間を作るのと同じように、導線を確保するのにも役立ちます。オフィスフロアであれば、視界のよい低めのフラワーボックス、キャビネットロッカーなどがおすすめです。導線プラスアルファの役割を持たせると、一石二鳥で便利です。 導線の交通整理することで、ヒトの行き来もスムーズになり、ストレスフリーな空間を作ることができます。 ・防音効果 パーテーションは視界を遮るだけでなく、音も遮断する効果があります。声漏れが気になる会議室や集中したい作業部屋など、防音したい場合は天井までふさいでくれるタイプがおすすめです。また素材によって防音性が異なり、一般的にはスチール製がもっとも防音性が高いと言われています。
・セキュリティ強化 とくにオフィスの場合は自社のスタッフだけでなく、来客者や配達員、コピー機の業者など様々な人が出入りしています。マイナンバーなどの個人情報や企業の機密文書などがあるため、セキュリティ対策は必須です。 パーテーションを導入して担当者だけが入れる管理区域を設けるなど、セキュリティの強化に役立ちます。
用途に合わせて種類を選ぶ
移動可能な自立型
来客やイベントにあわせてパーテーションを移動させたい方には、自立型のパーテーションがおすすめです。以下、それぞれの特徴を参考に選んでみてください。 ・1枚で空間を遮る衝立タイプ 1面だけを目隠ししたいときにおすすめなのが、1枚で自立する衝立タイプのパーテーション。移動が簡単なので、来客時の調整などに便利です。 ・キッチリ区切れる連結タイプ 2面以上を目隠しして、しっかり区切りたいときにおすすめなのが、連結タイプのパーテーション。角をつくって空間を確保できるため、スッキリと間仕切りすることができます。何枚かを組み合わせ、オフィスなどでよく使われているタイプです。
・自由に区切れる伸縮タイプ どこでも都合よく目隠しをしたいときにおすすめなのが、伸縮タイプのパーテーション。アコーディオン型で自由自在に設置できるタイプなど、対応力があるのが特徴です。 ・エントランスなどに最適なフラワーボックスタイプ オフィスのエントランスなどにおすすめなのが、視界の良いフラワーボックスタイプ。腰の高さぐらいであれば、導線を整理しつつ、ちょっとした荷物やフラワーアレンジメントを置くスペースにもなります。
天井を傷つけない突っ張り棒型
主に賃貸住宅など、原状復帰が必要な場合におすすめなのが突っ張り棒型。業者に依頼せずとも、しっかりとしたパーテーションが設置できます。固定式なので簡単に移動はできませんが、本ラックや荷物フックにもなる便利なタイプが多いのが特徴です。
固定式でセキュリティの高いレール式型
固定式で長期間の間仕切りをしたいときにおすすめなのがレール型。基本的には業者に依頼をして、工事をする必要があります。
パーテーションの選び方
必要な高さを確保
パーテーション選びで大切なのは、最適な高さを見つけること。以下の高さを確認しましょう。 ・120cm 座ったときの目線ぐらいの高さで、オフィスのデスク周りに最適です。立ったときは相手の顔が見えるので、コミュニケーションをとりやすい高さです。 ・160cm 立ったときの目線ぐらいの高さで、打ち合わせスペースなどに最適。人の気配を感じる必要がある場所、例えばコピー機周りなどにもおすすめです。照明が遠いところでは、暗くなりがちなので注意してください。 ・180cm 人の顔まで隠れる高さで、別空間として区切りたいときに最適です。応接スペースやロッカーなどにおすすめ。こちらも、照明が遠いと暗くなってしまいます。
自由に使いたいならキャスター付き
イベントごとに動かしたい方にはキャスター付きがおすすめです。軽いタイプがおおいので、家庭で使う場合にも重宝します。
明るさを確保する透明素材
透明な素材のパーテーションであれば、光を透過して明るい空間を作ることができます。
部屋の雰囲気や用途にあわせたデザイン
・カジュアルで落ち着く木製 カジュアルなオフィスや自宅使いにおすすめなのが木製タイプ。目に優しくリラックスした空間になります。 ・スタイリッシュで機能的なスチール製 カチッとしたオフィスなどでおすすめなのが、スチール製のパーテーション。マグネットで書類をとめることができるので、打ち合わせや会報紙を張るのに便利です。
・アレンジのしやすい布クロス張り 布クロス張りは押しピンなどで書類を掲載したり、テープ類でデコレーションしたりしやすいタイプ。オフィスなどで重宝されます。 ・空間を広くみせる鏡製 展示スペースなど、空間を広くみせたいときにおすすめなのが鏡性のパーテーション。ほとんどの鏡はアルミ製で割れないようにできています。 ・打ち合わせで使いやすいホワイトボード式 ホワイトボード式なら、打ち合わせなどにもサッと使えてとても便利。会議室や打ち合わせスペースで重宝します。
注意すべき3つのポイント
天井まで区切る場合はエアコンや照明を確認
天井まで区切るパーテーションの場合、照明の光やエアコンなどの空調も遮ってしまいます。場合によっては、照明や空調の工事が必要になりますので、事前に確認してから検討しましょう。
突っ張り式やレール式では天井の形状を確認する
天井の形によっては突っ張り棒やレール式ができない可能性があるので注意が必要です。
個室を作る場合は火災報知機を確認する
天井まで塞いで個室をつくる場合は、法律によって火災報知機の設置が義務付けられています。工事日程などにも関係しますので、忘れないように気を付けましょう。
イベントや一時的な利用ならレンタルもおすすめ
とくに移動式のパーテーションの場合、イベントが終わったら保管が必要になることも。しっかりしたパーテーションほど分厚く場所をとるので、ある程度広い保管場所の確保が必要になります。保管スペースがない場合は、レンタルもできますので検討してみてください。
用途にあわせて理想のパーテーションを選ぼう!
パーテーションは高さや素材、形によって使い方が変わります。また照明や空調にも関わってきますので、しっかりと用途を考えてから選ぶことをおすすめします。 目的にあったパーテーションを選んで、快適な空間を自由に作りましょう!
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