iemiru コラム vol.189
ディスポーザーどんな機械? メリット・デメリットやメンテナンスの方法をご紹介
何気なくキッチンへ近づいたとき、「何だか臭い…」と感じた経験はないでしょうか? 臭いの原因のほとんどは、三角コーナーやゴミ箱の生ゴミです。とくに夏場などは、プーンと臭ってしまいますよね。 そんな生ゴミ問題を根本から解決してくれるのが、いま人気のディスポーザー。近年は標準設備になっているマンションも増えるなど、徐々に各家庭へ広まっています。本記事ではディスポーザーのメリットやデメリット、メンテナンス方法などについてご紹介していきます。
ディスポーザーとは?
ディスポーザーとは、生ごみを細かく砕いてくれる「生ゴミ粉砕機」のこと。シンクの排水口からシンク下のスペースに設置して、生ゴミを排水口(処理室)に入れるだけで処理してくれる優れものです。 日本では1970年代から普及が始まりました。当時は下水道処理の施設が整っておらず設置が自粛されてきましたが、現代では洗濯乾燥機や食器乾燥機と並んで人気の家電になっています。
ディスポーザーを使う5つのメリット
ディスポーザーを使うことでどのように暮らしに変化があるのか、まずはキッチンに立つみなさまに必見のメリットからご紹介します。
生ゴミの悪臭がなくなる
ディスポーザーを導入してすぐに違いを感じるのが、生ゴミによる悪臭を感じなくなること。生ゴミは時間がたつにつれて、三角コーナーやゴミ箱から臭いがしてきますが、ディスポーザーがあればすぐに処理してくれるので安心です。 悪臭がするとキッチンに立つのが嫌になってしまいがちですが、ディスポーザーがあれば気持ちよくキッチン仕事ができるようになります。
ゴミ出しの負担が減る
とくに毎日自炊をしている家庭では、野菜の皮や魚の骨など、結構な量の生ゴミが出てしまうもの。生ゴミは水分も多いので、ごみ量や重さの負担も大きくなります。 ディスポーザーがあれば生ゴミを処理してそのまま下水道へ流してくれるか、粉上になって乾燥して処理層へいくので、ゴミ処理の負担が軽くなります。ゴミ袋が有料の地域であれば、その分のゴミ袋代も節約することが可能です。
三角コーナーが要らない
ディスポーザーがあれば生ゴミをそのまま排水口(処理室)で処理するので、三角コーナーを設置する必要がありません。キッチンの見た目がスッキリしますし、シンクの掃除も楽になります。 三角コーナーで掃除しにくい場所は、水垢やカビの原因になりがちですが、ディスポーザーがあればスッキリと衛生的な状態を保つことができます。
ハエやゴキブリなどの害虫が発生しにくい
三角コーナーやゴミ箱に生ゴミがあると、不衛生になってしまいハエやゴキブリなどの害虫が発生する原因になってしまいます。ディスポーザーがあればすぐに処理して流してくれますので、そんな心配もありません。 とくに標準設備で各住戸にディスポーザーを設置しているマンションであれば、他の家庭でも害虫が発生するリスクが減るので、自宅で遭遇する確率も下がります。
環境への負担が減る
現在流通しているディスポーザーは、生ゴミの浄化槽を併設しています。水と一緒に流した生ゴミが浄化層を通過することで、キレイな水が下水に流れるので汚染する心配もありません。 また生ゴミを焼却場で処分することに比べれば、環境への負担は少ないと言えます。
ディスポーザーを使う4つのデメリット
良い事ばかりのようなディスポーザーですが、デメリットもいくつかあります。導入にあたってはデメリットも理解したうえで検討してみてください。
維持費がかかる
ディスポーザーは生ゴミを粉砕する家電なので、維持するための費用がかかります。商品によって大きく異なりますが、パーツの交換が数年に一回発生したりするので注意が必要です。
電気・水道代が少し増える
ディスポーザーは電力と水を使う家電なので、電気代と水道代がかかります。とはいえ、ほとんどの場合1ヵ月100~200円程度増えるぐらいなので、生ゴミを処分する手間を考えれば安いコストであるともいえるでしょう。
メンテナンスが必要
生ゴミを処分する手間が減る代わりに、メンテナンスをする手間がかかります。とはいえ、メンテナンスも使用後に氷を入れて運転したり、まとまった量の水を流したりする程度なので、軽い負担であるとも言えます。
動作音がする
商品によって大きく差がありますが、ディスポーザーが生ゴミを処理するときはミキサーのような動作音が発生します。生活に支障が出るようなことはありませんが、気になる方もいらっしゃいます。
戸建てもマンションも設置可能
ディスポーザーは戸建てでもマンションでも設置が可能で、後付けできる商品も販売されています。工事込みで販売している業者もありますので、ご自宅の条件にあわせて相談してみてください。 戸建ての場合は下水に流すタイプではなく、生ゴミを乾燥した粉状にするタイプもあるので検討してみましょう。
ディスポーザーの使い方
ディスポーザーの使い方はとても簡単。大きく2種類に分けられますので、以下で確認してみましょう。
連続投入式
ベーシックなのが連続投入式のディスポーザーで、「①水を流して電源をONに」→「②生ゴミを投入」→「③生ゴミを粉砕、流れる」→「④電源をOFF」という流れになります。電源をONにしている間はずっと生ゴミを投入できますので、全ての生ゴミを処理し終えたら電源をOFFにしましょう。
バッチ(一括投入)式
バッチ式は、生ゴミを一度にまとめて投入するタイプ。一回で入りきらないときは、小分けにする必要があります。「①水を出す」→「②生ゴミを排水口(粉砕室)へ入れる」→「③フタをしてスイッチON」→「④処理が終わったら電源OFF、水を止める」という流れです。
ディスポーザーでもNGなもの
ディスポーザーは大抵のものを粉砕してくれますが、なかには投入してはいけないNGなものがあります。詳細はメーカーによって違いますが、基本的にNGなものを解説します。
食材でNGなもの
トウモロコシやタケノコの皮など、とても繊維が固いものは投入NGです。またとても固い食材、サザエやカキなどの貝殻や牛骨・豚骨なども投入してはいけません。そういったものはゴミ収集に出すようにしてください。
洗剤や薬品でNGなもの
ディスポーザーは油や化学薬品も投入NGです。天ぷら油や塩素系の洗剤、漂白剤などは投入しないようにしましょう。中性洗剤であればメンテナンス目的で使用できる場合もあります。
ディスポーザーのメンテナンス
放置するとつまりや臭いの原因に
生ゴミを粉砕してくれるディスポーザーですが、メンテナンスをしないと細かい汚れや排水口の水垢などが溜まってしまいます。放置するとつまりや臭いの原因になるので注意しましょう。 商品によって異なりますが、「氷を5~6個入れて運転する」・「レモン汁や皮を入れて運転する(氷と一緒でもOK)」・「キッチン用ブラシと中性洗剤で軽くこする」といったことが基本的なメンテナンス方法です。
掃除の負担を減らしてフリーな時間を増やそう!
ディスポーザーは、生ゴミを処分する手間や臭いによる精神的な負担を減らしてくれるとても便利なアイテムです。なかには、一度使ったらディスポーザーのない生活には戻れないという人も。 掃除の時間を時短することにもつながりますので、積極的に活用して、好きに使える時間を増やしていきましょう!
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