織物クロス | 絹・麻・レーヨンなどを利用した素材。重量感や高級感がある。
汚れやすいため、掃除やメンテナンスが必須。 |
壁紙を選ぶ上で知っておくべき6つのポイント
基礎知識が分かったところで、子ども部屋の壁紙を選ぶ時に、知っておきたいポイントをチェックしていきましょう。
1.汚れが落ちやすく、強い素材を選ぶ
お子様の年齢にもよりますが、小さなお子様がいる子ども部屋は必ずと言って良いほど汚れるものです。そのため、壁紙を選ぶ時には、汚れが落ちやすい素材を選ぶことが大切です。
中には、表面に特殊な加工がされてあって傷みにくい素材や、水拭きだけで汚れを簡単に落とせる素材もあります。
また、幼少期に限らず、子供部屋の壁に穴を開けたり、クロスをつい剥がしてしまうお子様も多いようです。そのため、あらかじめ強い素材を選んでおくと安心でしょう。
2.家具とのコーディネートも重要
壁紙をキャラクタープリントにするのは抵抗があっても、子ども部屋のカーペットやタンスなどの家具に、アクセントとして柄物を取り入れているご家庭も多いかもしれません。しかし、意外と見落としがちなのが、壁紙と家具とのコーディネートなのです。
部屋の中に柄のあるものが設置されている場合、壁紙を上手く選ばないと、ごちゃごちゃとした雰囲気の部屋になってしまうことも考えられます。
壁紙だけの可愛さや柄だけで選ばず、部屋全体のレイアウトやコーディネートまで考えた上で、壁紙を選ぶことが大切です。
3.壁紙の寿命は長くて10年、成長に合わせて貼り替えも検討
壁紙の製造メーカーによると、壁紙の寿命は5〜10年ほどと考えられているそうです。
特に子ども部屋は他の部屋よりも傷や汚れによる劣化が激しいため、成長に合わせて貼り替えることを視野に入れておくと良いでしょう。そのためにも、下地に影響が出にくく、貼り替えしやすい壁紙がおすすめです。
また、価格に関しても高価過ぎるものを選ぶよりは、貼り替えを考慮した価格にしておくと良いですね。長い目で見て出費を押さえることにも繋がりますし、少々子どもが汚したとしても大らかに捉えることができるため、毎日を気楽に過ごせます。
4.アレルギーの対策も
数年前、喘息やアレルギーを引き起こす恐れのある「ホルムアルデヒド」が取り沙汰されたことは、記憶に新しいのではないでしょうか?
壁紙のサンプルを見ると、ついつい色や柄だけに目がいってしまいがちですが、子どものアレルギー対策も忘れてはいけないポイントです。
2003年以降はシックハウス法が施行されて、有害物質によるリスクは少なくなりましたが、今でも多くの壁紙には多少なりとも化学物質が含まれています。面積が大きいため、子どもへの影響も考える必要があります。
壁紙の品質規格である「SV規格」などの安全基準も設けられているため、体に負担にならない壁紙かどうかについてもチェックすることが肝心です。
5.できればショールームでイメージを確認
壁紙を選ぶ時、サンプルやカタログを見て選ぶ方がほとんどだと思います。しかし、小さなサンプルを見た感じと、実際に部屋に貼っている感じには、かなりの相違を感じる場合があります。
失敗しないためにも、できればショールームなどで事前にイメージを確認してみるようにしましょう。
ショールームでは壁紙の他、子ども部屋のレイアウトなどの参考例が用意されています。メンテナンス方法や特徴、おすすめの壁紙などを直接スタッフに確認できる貴重な場ですので、ぜひ有効活用してみてください。
6.失敗の少ないアクセントクロスもおすすめ
アクセントクロスというのは、壁の一部分・一面だけに違う色柄の壁紙を貼る手法のことをいいます。同じ柄の壁紙を貼るのとほとんど変わらない費用でできますし、壁全体に貼るわけではないため、失敗が少ないこともメリットでしょう。
ドアを開けた時に目につく壁面に貼る方法が定番ですが、子ども部屋の場合には遊び心で思い切って海や森の風景クロスにしてみたり、天井のクロスだけ星空にしてみたり、子どもの好みに合わせてキャラクター柄を取り入れてみると、夢のある子ども部屋に近づけることができます。
7.壁紙シールもアリ
「子供らしい壁紙にしてみたい反面、将来を見据えてシンプルな壁紙を選びたい」という場合には、壁紙シールを有効活用するのも1つの方法です。
現在では、ウォールステッカーをはじめ、シールタイプで壁に傷を作らずに部屋のイメージチェンジができるウォールデコの種類も豊富になっています。
なんといっても壁紙を簡単にリメイクできるため、成長に合わせて手軽に取り替えることができるのが一番のメリットです。
ウォールデコ関連商品は通販サイトはもちろん、ホームセンターや100円ショップで手軽に購入できます。お子様と一緒に選んで、貼り付けてみるのも思い出の1ページになるはずですよ。
性格に影響する?こだわりたい壁紙の色選び
「色」が、人の心や体にもたらす影響は大きいものです。多くの時間を過ごす子ども部屋だからこそ、こだわってみましょう。
そこで最後に、色ごとにどんな効果や特徴があるのかを紹介します。お子様の性格に合う色、加えて「こんな風に育って欲しい」という思いを込めて壁紙の色を選んでみてはいかがでしょうか?
白色(ホワイト) 一番人気の定番カラー
他の家具の色との兼ね合いも良く、将来的にも使えるのが白色の壁紙です。清潔感があり、部屋を広く見せる効果もあります。
しかし、白は光を反射するため刺激が強い色でもあります。真っ白ではなく、風味の柔らかいアイボリーなどを取り入れても良いかもしれません。また、汚れや傷が目立つため、素材選びは慎重に行いましょう。
黄色(イエロー) 子どもらしい元気さを
色の中でも一番明るい黄色は、楽しくにぎやかで、ポップな印象の子ども部屋を演出してくれます。サンプルのバリエーションも豊富のため、お気に入りの壁紙を見つけやすいでしょう。
他の部屋との兼ね合いもありますが、子どもらしい元気な部屋にしたい場合には、ぜひ一度は試していただきたい色です。
青色(ブルー) 集中力アップを促す
青色には、集中力をアップさせて冷静にさせてくれる力があります。そのため、受験を控えたお子様はもちろん、子ども部屋で勉強スペースを作りたい場合はぴったりの色です。
ただし、北向きの部屋だと涼しげを通り越して寒々しくなってしまうため、日当たりの良さなどを確認することも大切です。
緑色(グリーン) リラックスを促す
緑色は青色と同様、集中力を高める反面、筋肉の緊張をほぐしてリラックスを促す効果があります。目にも優しいため、年齢問わず選びやすい色の1つでしょう。
比較的他の色とも馴染みやすく、木目調の家具にもぴったりです。
赤色(レッド) 最もエネルギッシュなカラー
エネルギッシュでインパクトのある子ども部屋を作りたいのであれば、赤色の壁紙もおすすめです。赤色は乳児期に最初に識別できる色とも言われていて、子どもが好みやすい色です。
ただし、赤色は興奮色とも言われます。お子様の落ち着きのなさが気になるという場合、壁一面を赤色にするのはあまりおすすめできません。アクセントカラーとして取り入れてみるのもおすすめです。
桃色(ピンク) 永遠の女の子カラー
ピンク色は、優しく可愛い、さらにフェミニンな要素を含む色です。女の子用の子ども部屋には、まさにぴったりの色といえます。「甘すぎる」と感じる場合は、白・黒・グレーなどのモノトーン色を入れると、ちょうど良い塩梅になります。
高校生や大学生でもピンクの壁紙を選ぶ女性は多いため、長く使える壁紙になるでしょう。
黒色(ブラック) アクセントにおすすめ
黒色の壁紙は、部屋が狭く暗く見えるというデメリットがあります。しかし、黒色自体は上品なイメージで落ち着いた雰囲気を出すことができる上、子ども部屋のカラフルな家具との相性も良いのです。
部屋を黒色にするのはちょっと……という場合には、流行りの黒板などを置いてアクセントとして取り入れてみるのも良いでしょう。
子どもの性格に合わせた壁紙を選ぼう
子ども部屋の壁紙を選ぶ時に一番大切なことは、大人目線で選ばないということです。キャラクターものなど、お子様の一過性のブームで決めてしまうのは勇気がいることですが、子ども部屋こそ夢のある壁紙やレイアウトを試しやすい場所とも言えます。
子ども部屋の壁紙は傷や汚れがつきやすいため、将来の貼り替えも視野に入れて検討するとぐっと選択肢が広がるはずです。
ぜひ、オリジナリティーのある素敵な子ども部屋作りを楽しんでくださいね。
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