iemiru コラム vol.303
2畳あれば書斎ができる!? おしゃれ快適な書斎のつくり方やインテリア小物を解説
「大人の隠れ家」として、仕事や趣味に集中できる書斎スペース。近年は共働き世帯も増えており、男女問わずワークスペースがあると便利です。とはいえ、「ごちゃごちゃして結局使っていない」・「いまいち、おしゃれ感が足りない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、快適でおしゃれな書斎をつくるためのポイントや、作業効率のあがるインテリア小物などを解説していきます。ぜひ使えそうなポイントを取り入れて、理想の書斎つくりに活かしてください。
書斎で憧れの趣味&ワークスペースを作ろう
昔は知識人や文化人が読み書きをするために設けられた書斎。現在では「大人の隠れ家」的な側面もあり、勉強・仕事・趣味のためのスペースとして一般的に人気があります。 書斎には、 ・仕事や趣味に集中できる ・一人の時間を持つことができる ・自分の好きなものを追及できる といったメリットがある一方、 ・引きこもり過ぎてコミュニケーション不足になる といったデメリットになる可能性もあります。家族同士のコミュニケーションがなくなっては、本末転倒です。家族と過ごす時間を大切にしつつ、書斎で身に着けた知識を仕事や暮らしで活かし、生活の向上に役立てましょう!
2畳でも快適な書斎のつくり方
憧れの書斎をつくりたくても、狭くなりがちな日本の住宅環境では書斎スペースをとるのは至難の業。本当は6畳程度の書斎をつくりたくても、なかなか部屋を確保できないのが現状です。以下では、2畳程度でも十分に書斎として機能するためのポイントを解説します。
在宅で仕事している方は窓に近い場所がおすすめ
近年増加しているリモートワーク(在宅勤務)をしている方は、一日の生活リズムをつかみやすい窓近くに書斎を設置するのがおすすめ。 人は太陽光によって体内時計を調整したり、自律神経のバランスを取ったりしますので、窓の近くでしっかりと光を感じることが大切です。 また作業が煮詰まったときには、外の景色をみたり、窓を開けて風を感じたりすることでリフレッシュできます。あまりダイレクトに日光を浴び続けるのもよくないですが、レースカーテンなどを上手く利用しながら調節してみましょう。
夜~朝に書斎を使う方は明るいライティングを
日中は会社など自宅外で仕事をしており、夜だけ書斎を使う方はライティングが大切。人によってうす暗い方が集中できる方もいれば、蛍光灯でしっかり明るくないと集中できない方もいらっしゃいます。 最低限、目が悪くならないように手元の明るさは確保しつつ、自分が集中できるライティングを意識しましょう。卓上デスクライトや間接照明など、予算1,000円程度からアイテムはありますので、積極的に試してみてください。 あまり試す時間や予算がない方は、過去に集中できた作業場所を思い浮かべてください。お気に入りの図書館や喫茶店など、その場所の雰囲気を参考にするのもおすすめです。
基本は作業スペースの確保
書斎はあくまでも読書や作業を優先する場所なので、まずはそのスペースを確保することが大切。書斎は自分だけの場所なので趣味のコレクションなどを置きたくなりますが、物が多くて作業の邪魔になったり、気が散ったりしては本末転倒です。 書斎が広ければ物が多くても良いですが、2畳程度であれば作業スペースを優先してみましょう。 所有する本が多い方でも、机上にはその日使う分だけを置くようにすれば、快適に作業ができます。
リビングとダイニングの活用も考える
書斎で作業をしていると、資料や道具を広げたいときも出てくるはずです。そんなときは、無理して書斎だけで完結しようとせず、リビング・ダイニングを活用することをおすすめします。 また子育て世帯などは、書斎にこもっていると家族とのコミュニケーションが不足しがち。そんなとき、リビング・ダイニングで作業をすると、コミュニケーションをとりやすくなります。 書斎を集中したいときに使うクローズドスペース。リビング・ダイニングを開放的なオープンスペースとして使い分けると、メリハリが出て作業効率UPが期待できます。
机にはA4サイズの奥行きを パソコンを設置するなら60cm
書斎がせまくて広いデスクが置けない場合、最低でもA4サイズを置ける奥行の確保が大切です。またパソコンなどを設置するのであれば、パソコン+A4サイズが置ける奥行き、大体60cmを目安にしてみてください。 それよりも狭くなってしまうと、書類とキーボードが重なって邪魔になったり、よく物を落としてストレスになったりします。デスク周りを広くできる工夫を心掛けましょう。
DIYするなら水平器で調節
自作で作業デスクや棚をつくる場合、水平を確認できる水平器があると便利です。DIYすると目分量に頼って斜めになる場合が多いですが、水平器があれば一人でも確実にまっすぐ設置できます。 斜めになった机や棚は、ずっと使っていると気になって集中できなくなるポイントなので、しっかり設置できるようにしましょう。最近はスマホの標準アプリに水平器がついていることもあるので、まずは検索してみてください。
おしゃれな書斎をつくる4つのポイント
作業効率をあげるためには、おしゃれな書斎にしてテンションUPすることも大切。以下、雑多になりがちな書斎をおしゃれにする4つのポイントを解説します。
机・本棚・床の組み合わせ(カラー・材質など)
机・本棚・床に統一感を持たせると、雑多な書斎に秩序ができ、おしゃれで見栄えします。全て同じ材質・色にする必要はありませんが、ダークブラウン&ホワイトの2トーンカラーや、木目&金属のインダストリアル系といった具合にテーマ性を持たせることが大切です。 テーマやカラーに迷ったら、雑誌やサイトをみて好きな組み合わせを探してみましょう。
事前にインテリアや小物をチェック
書斎でありがちなのが、後出しでインテリアや小物を増やしてしまい片付かないこと。あらかじめおきたいインテリアや小物をチェックしておけば、ホームポジションをつくれるので整理整頓も簡単です。 あまりイメージがわかないのであれば、増やしてもいいように余裕をもったスペースづくりを心掛けましょう。
小物でアクセントカラーを演出
余計なものを置かないようにした書斎は、落ち着き過ぎた印象になることも。そんなときは、ブックエンドや飲み物コースターを使ってアクセントカラーを足すのがおすすめ。自分の好きな色を足してみましょう。 ただし、常に視界へ入って主張するのはNGです。気になって集中力を下げてしまわないよう、さり気なく足す程度をおすすめします。
間接照明
おしゃれな空間に欠かせない間接照明は、書斎づくりでも大切なポイント。ライトを壁に当てて反射を利用したり、光源が見えないように板で遮る工夫をしたりして、柔らかい雰囲気をつくってみましょう。 シーリングライトでも電球色を選べるタイプにすれば、部屋全体が柔らかい雰囲気になるのでおすすめです。
書斎におすすめのインテリアや小物7つ
せっかく書斎をつくるのであれば、道具にもこだわって効率UPをはかりたいところ。以下では、作業で使える便利グッズや、リラックスアイテムを解説します。
PCスタンドorモニター
自宅でもノートパソコン派の方は、PCスタンドやモニターの導入がおすすめ。というのもノートパソコンは低い位置に画面があるので、目線が下がりがちです。目線が下がると姿勢が崩れ、肩こりや頭痛の原因になってしまいます。 PCスタンドやモニターを使って目線をコントロールし、作業効率をUPさせましょう。目線の高さは、顔の真正面からやや下、首を下げずに見られる高さが良いとされています。
ファイルボックス・キャビネット
ちょっとした書類を管理するには、ファイルボックスやキャビネットの設置がおすすめ。すぐ使う書類と、一時保管する書類を分けて置けると便利です。長期保管する書類は作業の邪魔になるので、別場所で保管するようにしましょう。 縦置きでも横置きでも構いませんが、横置きにすると小物置きに使うこともできます。
ブックストッパー
資料の本を広げたまま作業する機会が多い人には、ブックストッパーがおすすめ。ブックスタンドも良いですが、ブックストッパーであれば本の両端に重りを付けるだけなので、スペースを有効活用できます。 本の両端をクリップするタイプにすれば、分厚い本でもしっかり広げた状態をキープしてくれます。
ペーパーウェイト
フリーランスの方など、ちょっとした領収書整理をするにはペーパーウェイトがおすすめ。散らばりがちなレシートも、ペーパーウェイトがあれば簡単にまとめられます。 また、キャラクターものから無機質な四角形のものまで、デザインも豊富です。お気に入りのペーパーウェイトを見つけて、気持ちよく作業にのぞみましょう。
充電スタンド
書斎で作業をしている間は、スマホやタブレットは使用しないことがほとんど。その間、充電できるスタンドがあると便利です。画面が見やすいスタンドなら、メール確認も簡単。スマートウォッチやタブレットを同時充電できるスタンドもあるので、所有するグッズにあわせて探してみましょう。
ケーブルボックス
書斎まわりは、PCアダプターやスマホ充電器など、たくさんのケーブルでごちゃつきがちです。そんなとき、ケーブルボックスを用意すれば、ケーブルボックスをひとまとめにしてスッキリみせてくれます。 また見た目だけでなく、飲み物やマウスを置くスペースも広がり、ストレスフリーで便利です。
観葉植物
殺風景になりがちな書斎には、観葉植物を置くのがおすすめ。人は緑をみると落ち着く性質があるので、一息つくとき目に入るポイントに置いてみましょう。 「サンスベリア」・「ポトス」といった品種は、室内でも育てやすく、空気清浄効果も期待できます。100均や300均でも購入できるので、未経験の方は手軽なところからスタートしてみましょう。
省スペースな書斎では使い方を明確にしよう
4~6畳ある書斎であれば、本や趣味のコレクションを置けますが、2畳の書斎なら整理が必要です。基本である読み書きスペースを優先して、場所を確保してみてください。 限られた場所を使うのであれば、あらかじめ書斎の使い方を明確にして、最適なレイアウトを目指しましょう。
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