iemiru コラム vol.398
賃貸でも和室にベッドを置きたい! おしゃれベッドの選び方と畳のへこみ対策を解説
和室の多い賃貸に住んでいる方の中には、「和室でもベッドをお置きたい」と思う方も多いのではないでしょうか? また、これまでは和室に布団を敷いて寝ていた方でも、寝起きが楽なベッドを置きたいという方は多いと思います。 本記事では和室に合うおしゃれなベッドを選ぶ方法や、畳のへこみ対策、NG例について解説していきます。ぜひ参考にして、和室をおしゃれなベッドルームにしてみましょう!
和室でおしゃれなベッドを選ぶ3つの方法
近年トレンドになっている「和モダン」では、和室にベッドをレイアウトして、リラックスできるおしゃれ空間を演出することも。人気の旅館などでは、和室に布団を置いてある部屋だけでなく、ベッドを置いてある部屋も多くあります。 以下、3つのポイントに注意して、和室にぴったりなおしゃれベッドを選んでいきましょう。
木製ベッドフレームで和室と調和させる
和室には木製フレームのベッドを選ぶのがおすすめ。もともと和室は柱や畳といった自然由来の素材で出来ているため、自然に調和する木製フレームがよく合います。 和室の柱や鴨居の色にあわせて木製フレームを選ぶと、部屋全体になじんでおしゃれです。 ポイントで金属製のインテリアを置くのは良いですが、ベッドは面積が大きく金属フレームでは浮いてしまうので注意してください。
ローベッドで和室インテリアとあわせる
和室にあわせるなら、背の低いローベッドがおすすめ。畳のある和室では床に直接座る文化もあって、背の低いインテリアがよく合います。 とくに古い賃貸マンションなどでは、襖の延長で鴨居・長押が横向きに部屋全体を囲っており、背の高いインテリアとのバランスは難しくなっています。また、天井が低いことも多いので、背の高いベッドを置くと圧迫感を感じることも。 実際に旅館などでは、ローベッドを配置することで、畳のリラックス感を活かしつつバランスをとっていることが多いです。
ヘッドボードはシンプルor無し
ヘッドボードは高さが強調されたり、ベッドの主張が強くなったりする効果があるため、和室に置くときはヘッドボード無しのタイプがおすすめ。どうしてもヘッドボードが欲しいときは、シンプルで背の低いもの、あくまでも枕を支えられる程度の高さにすることが、和室に置くときの秘訣です。 ベッド周りに携帯や本などを置きたい方は、サイドテーブルやチェアを活用してみてください。ベッドと同じように素材を和室にあわせることで、違和感なく取り入れることができます。 またベッド周りが寂しいと感じたときは、ベッド横にスタンドライトを置くのもおすすめです。部屋に奥行きを演出しつつ、寝る前の読書灯としても活躍してくれます。
和室ベッドでもへこまない3つの対策
和室にベッドを置くとき、もっとも不安なのは畳がへこんでしまうこと。ベッド位置を変えた時に不格好ですし、賃貸の場合は退去費用にも影響することがあります。 ベッドを置く以上、ある程度のことは仕方ありませんが、ダメージを最小限に抑えるポイントを3つご紹介します。
へこみ対策① 太脚orフレーム全体で支えるタイプを選ぶ
へこみ対策の第一歩は、なるべく太いベッド脚や、フレーム全体が床に接地するベッドを選ぶこと。ベッドは10キロ以上ある重いものなので、細い脚では圧力が集中してへこんでしまいます。 太い脚やフレーム全体が床に接地するベッドであれば圧力が分散されるため、へこみにくく跡が付きづらくなるのでおすすめです。 フレーム全体が床に設置するタイプであれば、ベッド下にホコリがたまりにくいので、掃除の手間も省けますよ。
へこみ対策② 防振マットやコルクをはさむ
少しでも圧力を分散させるため、防振マットやコルクをはさむのもおすすめ。とくに細脚のベッドを買ってしまった方は、早急に脚下に敷きましょう。 大切なのはベッドの圧力を分散させることなので、はさむのは防振マットやコルク以外でもOKです。買いに行く余裕がなければ、段ボールや新聞紙などを敷いてみてください。100均のコルクコースターなど、少し薄いと感じたときは、2重にして使いましょう。
へこみ対策③ コルクマットでダニ予防も兼ねる
防振マットなどは面積が小さいので、多少ずれてしまうこともあります。ずれが気になる方は、ベッド下全体にコルクマットやジョイントマットを敷くのもおすすめ。とくにコルクにはダニ予防の効果があるので、気になる方は試してみてください。 フレーム全体が床に接地するタイプを選ぶ方も、接地面をすべてカバーできるマットタイプがおすすめです。
こまめに掃除できるならカーペットもおすすめ
こまめに掃除できる方であれば、ベッド下にカーペットを敷くのもおすすめです。カーペットであれば部屋のイメージを変えつつ、へこみ対策もできます。 ただし、ダニやカビが発生しやすいという特徴があるので、忙しくて掃除ができない方などには不向きです。あくまでも清潔に保てる方は、ぜひ試してみてください。
布団とベッドで迷ったら「畳ベッド」
畳ベッドとは、その名の通り「畳」と「ベッド」をかけあわせたアイテムで、ベッドのマットレス部分に畳を使っているのが特徴です。
・寝起きの移動をスムーズにしたい
・冷気やホコリ対策のため床から離れて寝たい
・寝具は干して清潔に保ちたい
・畳の香りでリラックスしたい
といった希望のある方に人気があります。「これから布団をベッドにしたいけど、寝心地や雰囲気が変わるのには抵抗がある」という方に、ぜひ試してもらいたいアイテムです。
和室のベッドでも「すべり材」で簡単に移動!
和室に重たい家具を置くと移動が大変なイメージがありますが、100均にある「すべり材」をつかえば、畳を傷つけることなく簡単に移動できます。 ベッドの場合は、脚やフレームの角など、重さを支えている部分にすべり材を敷けばOK。すべり材は厚さ1~2cmしかないので、敷くときも比較的簡単です。 すべり材を敷いたら、あとは置きたい場所まで押したり引いたりして移動するだけ。例えば、力のない女性であっても簡単に配置換えをする事が可能ですよ。
和室ベッドに失敗した3つのNG
ここまで和室にベッドを置くときのポイントを解説してきましたが、以下ではポイントを守らなかったときの失敗例を解説。お金や生活の問題につながることもあるので、参考にしてみてください。
金属製ベッドフレームで落ち着かない
クールな印象の金属製ベッドフレームを購入したものの、和室に馴染まなかったパターン。個人的に好きなアイテムでも、和室との相性が悪いと気持ちもいまひとつです。 また和室はベッドを支える床面が柔らかいので、ベッドがきしみやすく金属のきしむ音が気になることもあります。 どうしても金属性のベッドフレームが良い方は問題ありませんが、部屋全体のバランスを考える方は気をつけましょう。
細いベッド脚で退去費用が余計にかかった
細い脚のベッドを購入し、畳に跡がついてしまうパターン。住んでいるときに見た目が悪いだけならまだマシですが、退去時に畳の交換費用を請求される可能性もあります。 退去時の清掃や原状回復については、契約時に確認すべき問題ですが、あいまいな部分なので気を付けましょう。
ベッド下を物置にしたらダニが発生してしまった
ベッド下のスペースを物置にした結果、掃除をせずホコリがたまり、ダニが発生するパターン。床面にダニがいるだけなら実害は少ないですが、ベッド下が埋まることで通気性が悪くなり、マットレスにダニが発生することもあります。 また、ベッド周りにはベッドから落ちた髪の毛や垢がたまりやすく、ダニの餌になることも。せっかくの畳部分も寝転がれなくなるので、和室の良さが消えてしまいます。 ベッドは天日干しによってダニ退治することも難しいので、掃除機による吸引と、各カバーの洗濯が大切です。あまり掃除する習慣がない方は、週に1回からでも初めてみてください。
ポイントをおさえれば和室にベッドを置いてもおしゃれに!
一見相性の悪い「和室」と「ベッド」ですが、和室の特性にあわせたベッド選びをすることで、違和感なくレイアウトすることができます。
へこみ対策もすれば賃貸でも問題なく設置できるので、これまで遠慮していた方はぜひ試してみてください。おしゃれにベッドを設置して、毎日を楽しく過ごしていきましょう!
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